ユニークな本堂を見る 寂照院
ここでは、寂照院を見学してみましょう。
まず初めに入り口では仁王門の阿吽の仁王像が迎えてくれます。
なかなか力強い作品でもあります、これは特に文化財として指定の対象になってはいないものの、東大寺仁王門にある運慶作の仁王像にも通じる存在感ある作風であります。
もともとは海印寺が東大寺ゆかりのお寺であったことを考え合わせると、東大寺の仁王像を真似て刻まれたケースも考えられますね。
さて仁王門をくぐって正面にある本堂は石段を登りきった高台に位置しており、暑い日に石段を登るのは何とも辛いものがありますが、本堂に立つと周囲の展望が開けているので吹き渡る風が心地よいです。ところで寂照院の本堂ではちょっとビックリするような「しかけ」がありました。
というのは本堂自体がなんと、古墳の上に立っているのであります。お寺の境内に古墳がある例はいくつかあるような話は耳にしたことがありますが、寂照院のように本堂内に古墳をそのまま残しているといった例は、あまり聞いたことがありません。
古墳とは直接関係ないのかもしれませんがユニークな本堂です。古墳は発掘された当時のままで保存されている上、参拝者は本尊の裏手に回れば自由に見学できるよう配慮されています。
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