狛犬の向き~亀岡七福神めぐり
亀岡七福神めぐりの途中で、うっそうとした出雲大神宮の森があるのが目に入ってきます。その神社の背後の山にはいわくらがあるそうです。
いわくらとは古代人たちの巨石信仰のなごりでもあり、この立派な社殿が建てられる前はおそらくこのいわくらが、地域の人々の信仰のよりどころとして大きな役割を果たしていたのだと思われます。
このような言い伝えが出雲大神宮にはあります。あるお坊さんが出雲大神宮におまいりに来たそうですが、なんとそこでは狛犬が前向きではなくて、社殿に向かうよう後向きに置かれているだはありませんか?
しかしそのお坊さんは、さすが由緒のある神社は違うものだ、これはありがたいことだ、といって感激の涙を流したそうなのです。なぜ狛犬が後ろ向きなのか土産話にちょっと聞いておこうと、そのお坊さんは神主さんに狛犬の向きの件を尋ねてみました。すると神主さんは「これは子供のいたずらです。
けしからん!」と言って、狛犬の向きを変えて置きなおしたとかしないとか、ほのぼのとした、楽しいお話ですね。このことから見てもすでに徒然草が書かれた鎌倉時代には、すでに出雲大神宮の境内が村の子供たちの格好の遊び場になっていたことが分かります。
これは地域の人に愛され続けてきた神社であることがわかるお話です。ここではそんな昔話に思いをはせながら、懐かしい気持ちで参拝できる神社です。
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